社員の育児支援

夢を追いかける女性のために

息子が教えてくれた

「お母さん。お母さんは僕に夢をあきらめたらあかん言うといて、自分の夢はあきらめたんか?」ある朝、小学校3年生の長男が口にしたこの言葉が、上田理恵子さんに起業を決断させた。仕事を持ち、家事も育児もこなす母親(ワーキングマザ一)をさまざまなサービスで支援するマザーネットという会社がここから生まれた。働く母親がいちばん困るのは、どうしても休めない仕事があるのに、子どもが急に熱を出したり具合が悪くなったりしたときだ。世話を頼める両親や知人が近くに住んでいればまだしも、頼る相手がいない場合は途方に暮れるしかない。

働くお母さんの味方

マザーネットは、そんな母親の依頼を受けて、「ケアリスト」と呼ぶスタッフを派遣している。母親の代わりに子どもの世話をし、食事の用意や掃除なども代行する。いわばワーキングマザーの「駆け込み寺」だ。1985年の「男女雇用機会均等法」制定以来、女性の社会進出が目覚ましい。女性管理職は今や珍しい存在ではなくなった。ところが、そんな女性たちが仕事と子育てを両立させようとすると、これはとてつもなく大変なことになる。周囲の無理解や支援制度の未整備など、さまざまな障害が一気に噴出するのだ。企業は社員の育児支援などにようやく目を向け始めたものの、まだまだその動きは遅い。

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